哲学

偶然にもほどがある

前回の更新からはや一週間が経とうとしてる…。やばいね。ということで、雑談でお茶を濁すことにする。

応用哲学会へ行ってきた

気がつけば、また三ヶ月ぶりの更新とかになってますが、みなさんお元気でしょうか。前置きはさておき、この土日は応用哲学会の第一回年次研究大会へ行ってきた*1。参加者も予想以上に集まり、懇親会の雰囲気も和気あいあいとして非常に良く、生まれたての学…

はてなスター

いきなりはてなスターが三つもついたので何が起こったのかと思ったら、twitter経由でゆるふわモテ形而上学読書会の人たちが来たんだね。Cian Dorrの”There are no abstract objects”を読んだようだけど、これにはややこしい話がいろいろ混じってるので、あん…

続報

前回、Jim Stoneが四次元主義から矛盾が生じると主張した論文について書いたが、似たような趣旨の別論文を見つけた。Jim Stone, (2007), "Persons are not made of temporal parts," Analysis, 67, 7-11.今回の「矛盾」は単純化すればこう。ある人(以下P)…

なんとなく

長いことご無沙汰しております。もう更新やめようかと思ったこともありましたが、たまたまここで書きたいことができてしまったので、更新します。

一歩前進

いつのまにやら今年は少なくとも三回学会発表することになってしまった。こんなに授業準備で忙しいのに…。ま、自業自得だけど。ところで、ようやく穴と境界―存在論的探究 (現代哲学への招待)を入手。非常に加地先生らしい本で素晴らしい。特に、多レベル存在…

うれしいこと

今日は体調が悪い中、Bob Haleの講演を聞きにいってきた。詳細は書ければいずれ書くが、とりあえずBob Haleがとてもいい人だったということは記しておきたい。話もおもしろかった。しかし、それ以上にうれしかったのは、懇親会でDさんからあることを教えても…

On the Plurality of Worldsは大変だ

ここしばらく、K大学のMetaphysics勉強会でのレジュメ担当で忙しかった。担当箇所はOn the Plurality of Worldsからの抜粋。もはや知らない人はモグリだと言っても過言ではない、分析的形而上学の記念碑的作品。じっくり読む機会が得られてとても有益だった…

今年の国際ウィトゲンシュタインシンポジウム

なんとなくWebをぶらぶら見ていたら、ここ経由で、今年の国際ウィトゲンシュタインシンポジウムが「Reduction and Elimination in Philosophy and the Sciences」という、よだれの出そうなテーマで開かれるのを知った。中でも特にこのワークショップはたまら…

公開講演会「Alex Orenstein (The City University of New York) "Plato's Beard: What Might not have Existed"」

もう日付けが変わったけれど、先週に日大で開かれたほうに行けなかったので行ってきた。途中で雪が降りだしたのでどうなることかと思ったが、うまい具合に屋内にいるときだけしか降られなかった。日頃の行いのせいだな(笑)。

(日付は変わったけれど)今日の出来事

金曜はK大学*1でのMetaphysics勉強会。今週も木曜の非常勤の疲れを引きずりつつ、なんとか参加。テキストはこれ。今日はDavid LewisのCounterfactuals(翻訳が出るのもそろそろかな)からの抜粋。本題に入る前に、前回出てきた謎の論証についていろいろ喋る…

ようやく

ようやくK大学から連絡が来た。これで本当に胸を張って非常勤講師ですと人に言える(いや、どっちにしても胸を張って言うことじゃないか)。最近は翻訳で忙しい。いまゲラのチェックと索引の作成中。来月末には出ることになってるので急がないと。

非常勤

たぶんもう書いてもいいと思うけど、秋からK大学で非常勤をすることに。とても嬉しい。これでようやく無所属から脱却。さらには教暦も。I先生にはいくら感謝してもしたりない。とはいえ、集合論の授業なのでこれから準備が大変。それにしても、ちょうど二年…

今年の若手

更新が月一ってどうよ。この土日は、今年も哲学若手研究者フォーラムに参加してきた。ここ数年は毎年、もうさすがにやめよう…と思いつつ結局参加しているような気がする。今年も参加しないつもりだったけれど、テーマレクチャーの要旨を見たら考えが変わって…

Ted Siderのウェブサイト

TedのウェブサイトがNYUのサーバーに移動してた(ちなみに内容はトップページ以外変わってない模様)。今回の移籍に関してはちょこっとメールをやり取りしてたんで話は聞いていたが、ほんとに移っちゃったんだなあ。Rutgersはアメリカらしくざっくばらんで、…

形而上学勉強会

毎週水曜は丘の上にあるK大でDavidson勉強会(最近Davidsonは読んでないけど)だったが、最近、平地にある別のK大で同じ水曜日に分析的形而上学の勉強会をやっているという話を聞いたので、今日は日程を調整してもらって参加してみた。読んだのは、Metaphysi…

献本

今日うちに帰ったら、郵便ポストに主観的、間主観的、客観的 (現代哲学への招待Great Works)が入っていた。もらえるとは思っていなかったのでかなり嬉しい。ここには書いていなかったが、先日は哲学の歴史〈第11巻〉論理・数学・言語 20世紀2もいただいた。…

訳語はむずかしい

帰国以来、例の翻訳に集中して取り組んでいたけれど、とりあえず僕の作業は現在休止中(まだ書かないといけない訳注とかあるけど)。それで、次の翻訳(CONEE : RIDDLES EXISTENCE)を始めることにした。こっちは期限までに終わらせたいところ。こっちは入門…

人生初の英語での発表

昨日はK大学のシンポジウムで発表。Jocelyn Benoistを招いての公開シンポジウムだったので、初の英語での発表。アメリカでも人前で英語を話すことはなかったので、だいぶ緊張したが、前もってK大学の勉強会で予行を練習させてもらった成果があり、主催者のO…

某大学での勉強会・新年会、そしてあるニュースについて

どうもなかなか更新できないね。ま、仕事がやばくなってるせいでもあるんだけれど。今日は某国立大学法人K大学まで電車で行ってDavidson勉強会…のメンバーでYさんの発表予行をしてから新年会。Yさんの発表は勉強になりそうだと予想していたが、事前の予想よ…

Frank Jackson講演

今年からDavid Lewis Lectureが始まる。そして記念すべき第一回目はFrank Jackson。もちろん一介の形而上学者として、これはいかねばならない。ということで、(いちおう)行ってきた。

科学哲学会二日目

続き。

科学哲学会一日目

えらく遅くなったけど、いちおう記録しておくことにした。

Mereology, Topology, and Location最終日

自分のミスもあって、ちょっと残念な最終日になった。それでも、今日も含めて非常に有意義な三日間だったことは間違いない。ここで聞いた話をもとにして二、三本は論文を書けそうな気がする。少なくとも、それぐらいの情報収集ができた。アメリカに来て以来…

Mereology, Topology, and Location二日目

もちろん今日もMTL。昨日、なかなか寝つけなかったので、寝過ごす。20分遅れぐらいで家を出たものの、会場が初めて行くホールだったせいで、勝手に間違ったところに行ったと思い込んで周りを歩き回ってしまい、結局30分遅れで会場に入る。ダメダメ。

Merology, Topology, and Location一日目

ということで、MTLに行ってきましたよ。とりあえず、すごかった。参加者を見てもらえれば分かると思うが、形而上学のオールスターゲームというか、夢の共演というか、僕は隅っこに座っていただけだけれど、圧倒された。詳細を書く余裕はとてもないので、思い…

研究指導を受ける

この日は今月の研究指導の日。次の週はTedが歯医者で(長時間の予約を入れてしまったらしい)、その次の週は僕が日本に帰ってていないので、この日に。おかげで結局ほとんど論文は進まず。まあ、いろいろ研究は進んだんだけれど、反映できなかった。今回は、…

今週のKit Fineセミナー

例によって、更新するのがだんだんおっくうになってきた。まあ、できる範囲で記録していくことにする。先週はDorrの講演とかぶったので休んだ火曜のKit Fineセミナー。もちろん今週はちゃんと行く。また時間潰しにまわりを散歩していたら、ビヤードパパを見…

Hanging out at Ted's(10/2に追記)

夜の8時半頃目が覚める。携帯を見ると、Tedからメールが(というかSMSやらText messageやらいうやつ)来てたことに気付く。内容は、「8時半からCianとJessica(Jessica Moss。ギリシャ哲学の人でCianの奥さん。木曜にRutgersで講演がある)を囲んでわいわい…

翻訳追加

Cian Dorrの講演のあと、帰って寝て起きたら次の日になっていた。メールをチェックすると久しぶりに例の翻訳を出してくれる某出版社から。用件のひとつは、例の翻訳の進み具合の確認。なんだか思いっきり停滞してて申し訳ないなと思いつつ、一応自分の担当箇…