Hanging out at Ted's(10/2に追記)

夜の8時半頃目が覚める。携帯を見ると、Tedからメールが(というかSMSやらText messageやらいうやつ)来てたことに気付く。内容は、「8時半からCianとJessica(Jessica Moss。ギリシャ哲学の人でCianの奥さん。木曜にRutgersで講演がある)を囲んでわいわいやる(hang out)んだけれど、来るかい?」てな感じ。慌てて「いまから行ってもいいか?」と聞いてみたら大丈夫らしい。さっそく出かける。
Tedのうちについたら、まだCianとJessicaとDave Boldwinしか来てなかった。Jessicaはとてもきさく(ほとんど挨拶しかしてないけど)。そしたらJason Turnerが到着。お子さん同士が知り合いらしく、話が盛り上がる。その後、ちょっとCianと話をする。日本のこととか話してみる。せっかくなんで、Cianの名前について聞いてみる。あれはアイルランドの名前でやはり「キアン」が正しいらしい。名前の表記は日本人が困るとこなんですよ、なんて話をしてたらDean Zimmermanとあまり記憶にない院生が数名到着。一年生か?

その後、Hilary GreavesやらFrank ArnzeniusやらGabe GreenbergやらAlex Jacksonやら(名前が分かるのはこれくらい)、ぞろぞろ人が増えるうちに、なぜだか、テーブルを囲んでみんな輪になって椅子に座ることに。話は盛り上がるものの、複数の会話が飛び交うので、これでいっきに話についていけなくなる。とは言え、面白い話も聞けた。前日のCianの講演でTimの質問はやっぱり多少あれだったらしく、Cian当人はなんとも思ってなかったそうだが、周りは「おいおい」と思ってたんだとか。ほかには、FrankがPitsの面接を受けたとき、面接官が23人もいてびびったとか、Frankの両親はミュージシャンで、Frank自身もJohn Cageと住んでたことがあるとか、John Cageの演奏はミニチュアのピアノでも信じられないほど素晴らしかったとか(Frankの話ばかりだな)。

それから音楽で以上に盛り上がる。Tedのうちには300連装CDプレイヤーとMacBookがあるので、とにかくいろんな曲がひたすらかかる。最初はDeanとHilaryとJessicaがのりのりでフォークミュージック(日本で言うフォークとはちょっと違うやつ)を歌い始め、さらにはダンスし始める。このへんでビールのせいで頭が痛くなってくる。そのせいもあって、だんだんノリについていけなくなったので、台所に水をもらいに行く。すると、CianとJasonが哲学の話をしてるので立ち聞き。変な話だが、雑談は聞き取れないが哲学は聞き取れる。結局、僕の英語はそれだけ偏ってるということなんだろう。でも、おかげでだいぶ頭がすっきりする。

ちなみに、あのノリについていけなかった人間は他にもいて、Gabeはひたすら隅っこで確率の話をしていた(これはいまいち何を議論していたのか分からず)。

その後もぼおっと人の会話を聞いているだけで時間を過ごす。面白いのは、Deanはどんな音楽がかかっても、「この曲好きなんだよ」とか「これは最高だよ」とか言ってる。意地悪して変な曲をかけてもらうかと思ったが、あまりいいアイデアが浮かばなかったのでやらなかった。

ふと気付くと、だいぶ人が減っている。時間を見ると1時前。いくらなんでも長居しすぎた。Tedを探すと玄関の外にいた(タバコを吸うために外にでていたFrankと話をしていた)ので、そこに行って挨拶して帰ることにする。

帰り道は寒かった・・・。うちまでがあんなに遠いとは。寒い中、とぼとぼ歩いているとろくなことしか考えない。自分の英語のこととか。会話についていけないこととか。家に着いた頃にはだいぶ鬱になっていた。この頃にはだいぶお腹も空いていたんだが(なにしろ、昼から何も食べていない)、寒いしなんやかんやで疲れていたので、面倒なのでベーグルだけ食べて寝ることに。

次の日、思いっきり体調を崩す。この日はColumbiaでPutnumの講演があったのに。せめてRutgersでのJessicaの講演ぐらいは行きたかった。