2008-01-01から1年間の記事一覧

続報

前回、Jim Stoneが四次元主義から矛盾が生じると主張した論文について書いたが、似たような趣旨の別論文を見つけた。Jim Stone, (2007), "Persons are not made of temporal parts," Analysis, 67, 7-11.今回の「矛盾」は単純化すればこう。ある人(以下P)…

なんとなく

長いことご無沙汰しております。もう更新やめようかと思ったこともありましたが、たまたまここで書きたいことができてしまったので、更新します。

一歩前進

いつのまにやら今年は少なくとも三回学会発表することになってしまった。こんなに授業準備で忙しいのに…。ま、自業自得だけど。ところで、ようやく穴と境界―存在論的探究 (現代哲学への招待)を入手。非常に加地先生らしい本で素晴らしい。特に、多レベル存在…

Rutgersの記事

例によってLeiter Reportsをチェックしてたら、最近の若者は哲学専攻を選ぶ傾向にあるというニューヨークタイムズの記事が紹介されていた。ちなみにJason Stanleyのポスト。読んでみたら、Rutgersの話。これはJasonの宣伝かい?(笑)冒頭の黒板の前でしゃべ…

Another divergence to an intruderさん更新終了

さようなら、よい旅を。 行けるものなら僕も送別会に行きたかった。分野の違いはあるものの、なんやかんやで顔を見る機会がちょくちょくあったのに、結局一年前のBenoistシンポジウムが最後になるのか。今後もずっとそういう機会があるものと思っていただけ…

うれしいこと

今日は体調が悪い中、Bob Haleの講演を聞きにいってきた。詳細は書ければいずれ書くが、とりあえずBob Haleがとてもいい人だったということは記しておきたい。話もおもしろかった。しかし、それ以上にうれしかったのは、懇親会でDさんからあることを教えても…

On the Plurality of Worldsは大変だ

ここしばらく、K大学のMetaphysics勉強会でのレジュメ担当で忙しかった。担当箇所はOn the Plurality of Worldsからの抜粋。もはや知らない人はモグリだと言っても過言ではない、分析的形而上学の記念碑的作品。じっくり読む機会が得られてとても有益だった…

今年の国際ウィトゲンシュタインシンポジウム

なんとなくWebをぶらぶら見ていたら、ここ経由で、今年の国際ウィトゲンシュタインシンポジウムが「Reduction and Elimination in Philosophy and the Sciences」という、よだれの出そうなテーマで開かれるのを知った。中でも特にこのワークショップはたまら…

公開講演会「Alex Orenstein (The City University of New York) "Plato's Beard: What Might not have Existed"」

もう日付けが変わったけれど、先週に日大で開かれたほうに行けなかったので行ってきた。途中で雪が降りだしたのでどうなることかと思ったが、うまい具合に屋内にいるときだけしか降られなかった。日頃の行いのせいだな(笑)。

誕生日

珍しくプライベートなことを書くが、今日は僕の誕生日だった。もはやこの歳になると、歳を取ったからといって特に嬉しくも悲しくもないんだが、それでも、歳を取れば取るほど公募の年齢制限にひっかかりやすくなるので、どちらかというとちょっと悲しい。で…

新年だし

遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。さて、年も変わったので、プロフィールやらコメント設定を変えてみた。もうこっそりやり続けるわけにもいかないしね。