訳語はむずかしい

帰国以来、例の翻訳に集中して取り組んでいたけれど、とりあえず僕の作業は現在休止中(まだ書かないといけない訳注とかあるけど)。それで、次の翻訳(CONEE : RIDDLES EXISTENCE)を始めることにした。こっちは期限までに終わらせたいところ。

こっちは入門書なので、原文との一致や定訳にこだわらずに訳すつもり。これには、面倒だから(笑)という理由もあるが、それよりも、分かりやすくするためにはそんなことにこだわってられないだろ、という気持ちの方が強い。それで、いま考えてるのは、personal identityの訳語(第1章をやってるのがバレバレ・苦笑)。「人格の」は手垢がつきすぎだと思うが、「人物の」「人の」も僕にはしっくりこない。今のところ、「人としての」でいこうかと思ってる。continuous seriesも思い切って、「切れ目のない連なり」にしてみた。果たして、この調子でどこまで行けるものやら。
ちなみに、仮タイトルは、「存在のナゾ:ガイド付きメタフィジックスツアー」(笑)。EnigmaじゃなくてRiddleなのでカタカナにしてみました。このまま出版されることは絶対にないでしょう。