2006-01-01から1年間の記事一覧

帰国

ただいまニュージャージーは午前4:46。これから荷物を詰めて空港へ。これまでにも何度か帰国してるけれど、さすがに二ヶ月以上あけることになると思うと不安で、さっきから忘れ物はないか気になって仕方がない。が、もう時間切れ。もう出かけなきゃ。それに…

期限切れ

あっというまに6月になった。大学が発行してくれた身分証明証は5/31までだったので期限切れ、学部のアカウントも削除された。もちろん、自宅のケーブルテレビインターネットはそんなことに関係なく使えるので、それでも大して困ることはないが、何となく不安…

最近さっさと就職しちゃったのでちょっと妬ましく思ってる哲学的フレンドのAさんがmixiで哲学雑記を書き始めたのを知った。僕もmixiに入ってるが、マイミクシィには業界関係者を入れないという方針でやってるので(既に何度かリクエストを断った経験あり)、…

Word Perfectとの戦い

昨日Tedと会ったときに、例の翻訳に使うために図のデータをもらえるかどうか聞いてみた。例によってこころよくOKをくれてすぐさまパソコンに向かったと思えば、オリジナル原稿を開き始めた。オリジナルはWord Perfectだったのか。しかも図もWord Perfectで書…

今セメスター終了

しばらくここを更新してなかったのは、このままのやり方を続けることに疑問に思うようになったことと、翻訳やらなんやらで忙しかったせいだけれど、今日はこのセメスター最後の授業だったので更新する。授業の内容は気が向いたらいずれ更新するとして、とり…

Tyler Burge講演

今日のdepartment colloquiumはTyler Burge。さすがに座る場所がなくなるほど盛況。Burgeは、見た目はいかにも大学教授という感じの上品な紳士。驚いたことに、準備してきた原稿を読み上げる形式だった(ちなみにハンドアウトもなし)。アメリカに来ていろい…

今日のTed Siderゼミ

今日は前回の続きで(続きなんです)、Amy Thomassonの「Answerable and Unanswerable Questions」。まず、指示の因果説は受け入れる。ただし、命名儀式のときに多義性が排除されている必要がある。そしてそれは意図されている対象のsortalを特定することで…

今日のJason Stanleyゼミ

今日はカルナップの『意味と必然性』。当たり前だけど、まずはウィトゲンシュタインの影響の話から。『論考』当時の状況(第一次大戦とか)やら、フレーゲ→『論考』→カルナップの系譜の中で論理的真理の位置づけが変わっていったこととか(つまり、フレーゲ…

今日のTed Siderゼミ

今日のTedのゼミは、Eli Hirschの存在論についてのデフレ主義。前回までのネオフレーゲアンの話は参加者の大部分が苦しんでいたけれど、今回はどうだったろうか。

今日のJason Stanleyゼミ

また日付が変わってしまったけど、久しぶりのJasonゼミ。ここ二回、ゲストスピーカーが来てたので(前々回はHeck、前回はProops)、久しぶりにJasonの講義。今日はOn Denotingについて。

今年の若手フォーラム

哲学若手フォーラムから今年度の開催のお知らせが来た。場所や日時はいいとして、今年はテーマが「『大陸系』哲学の現在」。うーむ、それで来たか。思いっきりストライクゾーンを離れてるなあと思いつつ、とりあえずレジュメを見る。予想通り、なにがなんや…

a party for prospect students

日付が変わってしまったけど、今日はprospect student(何て訳そう?入学見込み院生?)歓迎パーティーに行ってきた(ちなみに場所はTedの家)。どうもアメリカでは、大学院に入学する前に現地を訪れて、いろいろ見学してから決めるのが一般的らしい。ちなみ…

Daniel Dennett講演

この日はデネットの講演があった。題は、「Looking Under the Hood: What Do We Find When We 'Reverse Engineer' Religions?」*1。ただし、この日の講演者はundergraduate committeeによって選ばれたそうで(なんでも1970年のクラス会が後援しているらしい…

今日のTed Siderゼミ

久しぶりに更新。これまでのことは、まあおいおい追記する予定(ほんとかいな)。さて、今日はJasonのセミナーはお休み。確かAPAがあるからだったような。と言うことで、今日はTedのメタ存在論セミナーのみ。前回休んだので(休んだんです)、いまいち繋がり…

というか翻訳

送ってもらった現代形而上学論文集 (双書現代哲学2)を眺める。名前まで出てるとは思わなかったのでちょっとびっくり。いろいろニヤリとさせられるとこともあるが、訳語に関しては、何か違うんだよなあという感がまだ拭えない。しかしそれよりも、各論文に担…

無事帰国

今度は何事も起こらず帰国。久しぶりに雨に打たれる。明日もいろいろあって忙しいが、それよりも不安なのは、送ってもらった原稿がほとんど読めていないこと。飛行機の中はPowerBookを広げるには狭い(ビジネスクラスならいざしらず)。さてどうなることやら…

一回休み

本当は今ごろ機上の人だったのに、なぜだかまだこっちのアパートから更新。と言っても、飛行機の乗り損ねたとか、帰国できないようなのっぴきならない用事ができたとかじゃないのでご安心を。今回はサンフランシスコ経由で変える予定だったんだけれど、ニュ…

今日のTed Siderゼミ

前回の続き(って書いてないけど)で、ネオフレーゲアン(もちろん新論理主義の方)の解説。ヒュームの原理で自然数が得られるところからBad Campany Argumentへ。ヒュームの原理が正しいとしても、それが無限の数の「存在」を含意すると言うのは文法構造を…

今日のJason Stanleyゼミ

再開しますって書いてから何日空けてるんだか。ま、それはともかく、今日のJasonゼミはRichard Heckがゲストに来て『算術の基本法則』についていろいろと話をした。ここで再現できるほど理解できなかったけど、stipulationと理論のconsistencyの関係とか、シ…

ご無沙汰でした

しばらく忙しくて更新できませんでしたが、再開します。書き損ねてた授業のまとめも追記する予定。とりあえず小ネタをひとつ。TedがMacBook Proを買ってMacユーザーになったそうです。

今日のTed Siderセミナー

夜になったら今度はTedのメタ存在論セミナー。今日はDean Zimmermanも来てた。豪華度さらにアップ。

今日のJason Stanleyセミナー

もちろん今日もJasonのセミナーに行く。ただし30分ほど遅刻。

この日のTed Siderセミナーの概要

もうかなり忘れてしまったけど、書き忘れを追加。Lewis & LewisのHoleの話の続きからクワインによるカルナップ批判まで。

NY Timesに

Leiter Reportsによると、NY Timesに先週のクリプキカンファレンスの記事が出てるらしい、というか出てる。読んでみるとこれがなかなか興味深い。クリプキの講演をチャーリー・パーカーのサックスソロになぞらえるのは、なんとなく分かる気がする(どっちも…

今日のJason Stanleyセミナーの概略

Jason Stanleyのセミナーに出るために朝から哲学科に行く。みんな↑のクリプキの記事の話をしてる。おかげでJessica Retzを同定できた。やはり初めて見る人だった。今日は、「みんな『基礎』と『基本法則』をごっちゃにするんだよね」という話から。どうやら…

ミスった

日記を書いていたら、知らないうちに日付をまたいでしまった。1/25の次の日が1/27になるのはあれなので、もとの記事は1/26に移し、ここはこうやって穴埋めすることに。

今日もクリプキカンファレンスだったけど

今日もクリプキカンファレンスがある。が、寝坊した上に昨日の疲れが残っていたので行くのを諦める。Nathan SalmonとMichael Devittの話を聞き逃したのは痛いが、まあ、二人とも昨日見たし、どうせどこかから出版されるし、無理するのはやめよう。代わりに、…

Saul Kripke: Philosophy, Language and Logic

この日はCUNYでクリプキの65歳の誕生日を祝ったカンファレンスがあったので、半分物見遊山で行ってみた。

Practice Job Talks

さて次の日。Tedに誘われたので、Practice Job Talksというものを聞きに行った。時間がないので続きは帰ってから。今週はどうも忙しいな。と言うことで、ここからは1/26追記分。

メタ存在論セミナー

昨日の日記に書いたようにJasonのセミナーとTedのセミナーはどっちも月曜だったけれども、あの長い日記のあとに追記するのは嫌なので、こっちに。また長いです。