今日のJason Stanleyゼミ

今日はカルナップの『意味と必然性』。当たり前だけど、まずはウィトゲンシュタインの影響の話から。『論考』当時の状況(第一次大戦とか)やら、フレーゲ→『論考』→カルナップの系譜の中で論理的真理の位置づけが変わっていったこととか(つまり、フレーゲにとって論理的真理は当然有意味だが、カルナップにとっては無意味。ウィトゲンシュタインはsinnlosとunsinnigの区別があるのではっきりしない)。タルスキとゲーデルがカルナップに意味論をさせる大きな要因になったこととか。メインは内包と外延の方法。知ってたことだけど、カルナップ→モンタギュー→カプランの系譜を見れば、当時の議論の変遷が見て取りやすい(つまり、内包と外延の方法→自然言語へ応用→指標詞分析という流れと、内包と外延の方法→内包論理→命題的態度の流れ)。