前回の補足

調子に乗って「明日」なんて書いたのが失敗。やはり平日に更新は難しい…。

さて、昨日、もとい前回のエントリについて。すぐさまメールやらなにやらで反論が来た(たとえばここ)。なので、二点ほど補足しておく。
まず、「『四次元主義の哲学』を読んでみたけれど、お前の言ってることとは違うぞ!」と思う人も確実にいるだろう。確かに、前回のエントリは「僕が理解したかぎりでは」と断っておくほうが正確かもしれない。ただし、いくつか微妙な論点はあるものの、僕は自分の理解に自信を持っている。直接聞いてもらえるんであれば、どんな疑問にだって答えられると思ってる。

でも、このブログで厳密な(つまり完全に哲学者向けの)議論はしたくないので、哲学者として僕に反論したいのなら、できれば学会発表や論文にしてもらえるとありがたい。そのほうが分析的形而上学研究の盛り上げにつながるし(もちろん、哲学者同士の議論としてではなく、ブログ等で一般向けに自分の考えを公表するぶんには一向に構いません。むしろじゃんじゃんやって下さい)。

次に、「それでもexduranceには価値がある」という意見には実は反対しない。一般論で言ってしまうけれど、哲学ではいろんな説が主張される。そのなかには、すぐに問題点が思いつくようなものもよくある。でも、その説の内実についてじっくり考えて、問題点に反論したり、その説にどういった良さがあるのかを示すことにより、その説を以前より興味深いものにすること、これが哲学の本来の姿だって思うから。

だから、exdurantist達に僕が言いたいことをひとことで言うなら、「頑張れ!」(笑)。できれば、exdurantistの代表者と呼ばれるぐらいにまでになってほしい。そうなれば、前回のエントリに歴史的意義が加わるので僕としても嬉しいかぎり。