研究指導を受ける

今日はTedとの面談の日。このセメスターは彼が忙しいので月一なのが残念だが、それでも時間を割いてもらってるだけで十分ありがたい。

本当は、いま書いている論文のできてるところを前もって送ってTedからコメントを貰うという話になっていたのだが、実際はぜんぜんはかどらず、仕方がないんで、現時点で書いた分を適当にまとめて、それを元に概要を説明。書いた分へのコメントは後日ということにしてもらった。情けない。とは言え、今日Tedにいろいろ話を聞いてもらったお陰で、なんとかこの方向で一本書けそうだ。ただ、最後のところで、できれば積極的な主張をしたいところだけれど、やっぱりそこは難しい感じ。このセメスターいっぱいつかっていろいろ調べれば、最低、可能な路線のサーベイにはなるんじゃないか、とTedが言ってくれたので、まずはその方向でやってみることにする。しかし、先はまだまだ長い。

ところで全然違う話。Cian DorrがいまTenureの審査を受けているらしい。彼がNYUのAssitant Professorになってもう6年になるからだとか。なぜ、このことを知ったのかと言うと、Tenureの審査の際、関連分野の専門家に評価を依頼するらしい。で、Tedも依頼されたひとりなんだそうだ。日本では採用時に任期付きか任期無しかが決まるので、こういう審査があるケースは少ないような気がする(もっとも、教授昇進とかならあるのかもしれないが)。でも、別に大学にいる同じ専門分野人間が評価するというのは、とてもいいことだと思う。社会的価値は別として、研究そのものの価値はやはり、その分野内でどういう評価をされているかで決まるべきだと思うので。