流石

最近ここを更新する意欲が湧かなかったけど、今日は久々に気が向いたので更新してみる。

毎週火曜はPeter Kleinの認識論ゼミ。これまでは担当者が指定されたリーディングを紹介してディスカッションしてきたが、今週からゲストスピーカーを招くシリーズに突入。今日はAlvin Goldman。授業で取り上げる哲学者を実際にゲストとして呼べるなんて、なかなか凄い。こういうことができるのは、GoldmanもRutgersの所属だということもあるけれど、そもそも名高い認識論学者が何人も所属してること自体が凄いような気がする(もちろん他大学のゲストも予定されてる)。

Goldmanの話は、FoundationalismとInternalism/Externalismの関係について。PryorやFeldmanを批判した後で、Reliabilismに基づいたBasic Justificationを提案していた(つまりExternalismに与するタイプのFoundationalismの可能性を論じていた)。で、Peterも含め、学生からは、そんなことになるのはGoldmanがInternalismを誤解している(あるいはポイントを捉えていない)からだ、という応答が連発。それは確かにその通りだと思うけれど、それよりもInternalismを理解しようと努力しているGoldmanが印象に残った。他の予定があったので最後まで聞けなかったのが残念。