まぎらわしい?

Amazonでも画像が入ってなにより。でも、はてなキーワードではまだなのでがっかり。

形而上学レッスンのそれぞれの章の最後には、短い読書案内がついている。この読書案内がちょっとまぎらわしいという話を聞いた。

この読書案内、本文とレイアウトが違う。一段下がって、フォントもひとまわり小さくなっているし、しかもゴシック体になってる。これは原註と訳註も同じ。要するに、読書案内・原註・訳註は別レイアウトになっている。別にこれはこれでいいと思ってたんだけれど、そうでもなかったかもしれない。

問題は第1章。この章に原註はない。でも訳註はある(このへんは章ごとにバラバラ)。その結果、第1章では、訳註と読書案内が最後におまけについていることになってしまっている。このせいで、読書案内も訳者がつけたもののように見えるらしい。最初の章だけに、ここでそういう印象をもってしまうと、最後までそう思い込んだまま読めてしまうとか。

言うまでもなく、この読書案内は別に僕がつけたわけではない。原著にもある(だいいち、「はじめに」でも読書案内について触れられている)。たまたま第1章では訳註と読書案内がセットになってるように見えているだけなので、誤解なきよう。

よく考えれば、そもそも訳註を(原註も)読書案内の前に置く必要はないよね。読書案内の後に註を置いておけば、それだけで済んでたのかな。