再度ニューヨークへ

サンクスギビングは、とある一家のご好意でワシントンDCで過ごした。それについてはまた書くことにして、今日の話。今日はCian Dorrの講演があったので、もう一度NYUへ行ってみた。

NYUの哲学科は、ワシントンパークの隣にあるビルの5階の一角(つまり狭い)。このビルは入り口でIDを提示する必要があり、今日はなぜだかそこで捕まってしまった。係員の兄ちゃんの英語がさっぱり聞き取れず、結局行っていいと言ってたのかどうか分からなかったが、何も無かったからいいことにしよう。

ともあれ、そのせいもあって10分ほど遅刻。すると、この狭い哲学科の会議室は満員になっていた。仕方ないのでドアの横に立って聞く。Cian Dorrは神経質そうなしゃべり方で(緊張してたのかも)、とても早口で、おかげで聞き取れたところで話がなんだかよく分からない。第一、題目が"Finding Ordinary Objects in the World of Quantum Mechanics"。波動関数がどうたらとか、シュレディンガー方程式がどうたらとか言ってたのは分かったが、ハンドアウトも確保できない状況ではきつい。

別にテクニカルな話は無かったので、きちんと聞ければもうちょっと理解できたかもしれないが、さらに一時間立ちっぱなしで質疑応答を聞くのも辛いし、正直、前からこの人のやってることはよく分からないので、無理せずここで帰ることにした。

どうでもいいが、今日もEliza Blockは編み物をしていた。編み物をしながらの方が集中できるんだろうか…。一度聞いてみたい(もちろん、そんな勇気はないけれど)。