(またもや)昨日の出来事

この頃、油断すると一日が終わってしまうので困っております。書くことが溜まっていく一方ですよ。ま、とりあえずは昨日の話から。昨日は講演を聞きに東大本郷へ。しかし、哲学研究室の場所が分からん…。どこにも館内地図が無い。ひどい大学だと憤慨する。

うろつき回った揚げ句、ようやく発見。また遅刻だよ。しかも狭い…。邪魔かなあと思いつつ、ど真ん中に座る。初めは何の話かさっぱりだったが、しばらく聞いてるうちに、固有名と確定記述の区別について論じてることに気付く。なんて直球ストレートな言語哲学だ。今でもこんな人がいるとは意外。英語も比較的聞き取りやすく、なんとか話についていけた。もちろん聞き取れない部分も多々あったけど(泣)。

内容については、まず、meaning based theoryの目指すところの小ささ(あるいは目的の低さ)が気になった。どうも、それ自身が説明できることは非常に限られており、意味論の基礎的な一部を占めるに過ぎないらしい(呑んでるときに会話によれば)。でも、とすると、他の部分の概要が見えないと評価しづらいように思う。つまり、その理論を採用することによって何が嬉しいのかがいまいち分からなかった。もう一点は、固有名と確定記述の区別について。この理論だと区別しなくても良さそうなものなのに、区別すべきだと考えているらしい。で、(これも呑んでるときに)聞いてみたら、やっぱりその根拠はまた別にあるらしい。せっかくなので自説を吹聴しておいた。ヨタ話と思われただろうなあ。

二次会ではid:Kenosさんと同姓の某氏(この日記を発見したとか。恥ずかしいなあ)の新たな名言を拝聴する。「あれは妹が書いた」「インプット大魔王」…。さすがです。その後、秋からイリノイに行くらしい院生のFさんと哲学について論議。先週のHさんと似たようなことを言うので面白かった。多分あれが普通の感覚なんだろうなあ。僕にはピンと来ないけど。