視界良好

実は今日はI先生に時間を割いてもらっていた。銀行でたらい回しにされたお陰で遅刻だし、おまけにこんな結果のせいでかなりへこんだが、それでも行かないと。

遅刻のお陰で時間は短くなったものの、かなり有益なコメントを貰う。と言うか、見せた論文は半分ぐらい作り直すことになった。しかし、それまでの落ち込んだ気分からは打って変わって朗らかに。哲学の醍醐味は、こうやって自分の考えのまずいところが明らかになるとともに、正しい方向に進んでいることが実感できることだ。常に三歩進んで二歩下がる(下手すれば三歩も四歩も下がる)しかないが、それまでの間違いが判明している分、視界はどんどんクリアーになっていく。