再渡米

予定通り再渡米、と思いきや、いろんなことが。思い出しつつ書いているとやたらと長くなったので、ばっくり「続きを読む」に回します。

関空からニューアーク(うちから一番近い空港)に行く方法は実はあまり多くない。さらに、マイルの関係で航空会社をユナイテッドにすると一日に二本になってしまう(違いはサンフランシスコ経由かシカゴ経由か)。で、あまり遅くに着くのもいやなので、サンフランシスコ経由便にしていた。これなら夕方の8時前に空港に着くので、9時半には家に着く。

さて、出発当日。ユナイテッドのカウンターでいきなり「満席になった場合、別便に振り替えてもらうお客様を探しているんですが」と言われる。来たよ。実は去年8月の初渡米のときも満席にビジネスクラスに振り返られてた(ここでは書かなかったけど)。詳しく話を聞いてみると、要は二時間後のシカゴ便に振り返られるらしい。さらに、$400のユナイテッドのクーポンのおまけ付き。ちょっと考えて、まあ面白いかと思って承諾することに。そして一時間後。ちゃっかり満席になる。自分が乗るはずだったサンフランシスコ行きを、展望センターから見送るのは変な気分だった。

しかしビジネスクラスはいい。特に帰国便がエコノミーの5人席のど真ん中で身動きとれなかったことを思うと天国のよう。ただ、今回は映画がつまらなかったが残念。代わりに"Humean Supervenience Debugged"を読んだりしつつ、ゆっくり寝ることにする。

シカゴの入国審査場はサンフランシスコとほとんど同じ。意図的に同じつくりにしてるんだろうか。ともあれ、二度目なので何もなく通過。それでも順番待ちでかなり時間を食ったのせいで、ニューアーク行きの搭乗時刻が近づいていた。慌てなくてもいいけれど、やっぱり不安なので走って行くことにする。

でっかいブラキオサウルスの化石(のレプリカ。シカゴ・オヘア空港内にあるんです)を横目で見つつ、ゲートに着いたら、ニューアーク便は1時間15分の遅延。またかよ…。せっかく走ったのに。いや待てよ。そもそもシカゴ便にした段階で二時間押し。そしてさらに1時間15分押し。ニューアーク到着予定時刻も11時前。と言うことは、家に着くのは12時を越える。おいおい、帰りにスーパーで買い物するつもりだったのに…(うちの近所のスーパーは12時で閉まります)。

仕方ないので、晩ご飯代わりのサンドイッチを食べながら待つ。ようやくやってきた飛行機に意気揚々と乗り込んだが、シカゴ-ニューアーク間は短いので(2時間半)、機内での映画上映がないことに気づいてショックを受ける。代わりに、フレーゲ著作集2の「ピュンヤーとの対話」を読んだりする。

ニューアークに着くと周りは雪。さすがニュージャージー、油断してると痛い目に遭うな。駅を降りても周りは雪と氷が。ひいひいいいながらトランクを引っ張って家に着く。でも、そんな雪も二日後にはあっさり溶けているのがまた恐ろしい。